Migemo Groupingのまとめ

検索エンジンのようなAND/ORによる絞り込みです。空白がAND、|がOR、-でNOT、""でLITERAL、~でREGEXになり、そして括弧によるGROUPINGができます。
設定ダイアログでSettings/setup/(AC)MigemoGroupingを有効にすることで使えます。(デフォルトで有効)
文字列のひとつひとつがMigemoの対象になります。以下の例では表現してません。
どういう入力が、どういう正規表現を実際に返すかは、Migemo.query_grouping(文字列 0).flushを実行(Editに入力してF1)すると分かります。

入力が登録アイテム時はそのまま、パス時はファイル名部分がその対象になります。

abc|def -> abcかdefを含む
c:\abc\def ghi -> c:\abcにあるdefとghiをファイル名に含む
-abc -> abcを含まない
-(abc|def) -> abcとdefの両方を含まない
-(abc def) -> abcとdefの両方を含むものを含まない

は演算子優先順位の低いORです。

abc|def ghi -> abcか、defとghiを含む ("abc|(def ghi)"と同じ)
abc||def ghi -> abcかdef、とghiを含む ("(abc|def) ghi"と同じ)

~で始まるトークンは正規表現になります。パス時、バックスラッシュを入力に含ませることは不可能です。とはいえ、他の表記に続けて書くことで大抵の表現はできるはずです。

c:\abc\~.dll$ -> ?dllで終わる
c:\abc\.dll~$ -> .dllで終わる

"でくくることで、トークンにMigemoを介さない、演算子を入力する、といったことが可能です

"-abc" -> -abcを含む

続けて書くと続けて書いたようになります。-だけは対象になりません。どこまでを演算子の対象にするかは括弧で決められます。ANDが続く場合は、完全な連続ではなく、後方に存在することを意味します。

abc~.def -> abc?defを含む
abc-def -> abc-defを含む
abc(-def) -> abcに-def以外が続く
abc(def|ghi)jkl -> abcの後にdefかghiが続き、jklが続く
abc(def ghi)jkl -> abcの後にdef ghi、jklが、表記順とは関係なく存在する