Giraffe+ 0.5.8.204

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前リリースからの変化

  • Migemo.query_groupingに否定演算子(-)をサポートさせた
  • Keyboard.Strokeでマウスボタンを扱えるようにした
  • ダブルクォート文字列内にRuby等のように#{...}でブロックを置けるようにした
  • 貼り付け(Paste)時、オートリサイズ前に再描画が発生し、一瞬自動横スクロールしていたのを修正
  • Script\settings\keys\PasteText.giraffeが無駄にOnEditChangeを呼んでいたのを修正

小さな新機能が3つです。

Migemo.query_groupingで「任意の文字列を含まない」という指定ができるようになりました。'-'(ハイフン)を前方に置かれた文字列またはグループ(括弧でくくられた文字列)が否定されます。
Keyboard.Strokeについて。Keyboard.Strokeはその時点で押されているモディファイアキーを指定どおりに変化させてからキーをソフト的に打ちます。Keyboard.Stroke('c-w')とすれば、そのときにAltやWinが押されていたとしても、それらをソフト的に開放し、Ctrl+Wをソフト的に実行します。Shiftを含むホットキーから呼ばれるスクリプトにダブルクリックを実行させたくてマウスボタンもサポートすることにしました。Keyboard.Stroke('lbutton' 'lbutton')とすれば実際に押されているモディファイアキーに関わらず、モディファイアキーが押されていない状態でのダブルクリックを実行することになります。
ダブルクォート文字列へのスクリプト埋め込みについて。例えば"abc#{'def'.to_upper}ghi"はString.new('abc' 'def'.to_upper 'ghi')とパースされます。String.newは引数を文字列にキャストして、それらをつなげた文字列を返しますので、ブロックの戻り値が数値であってもNULLオブジェクト(空文字扱いされる)であっても問題ありません。


SourceForgeCVSのincludeディレクトリにMigemo.query_groupingとKeyboard.Strokeのソースが置いてあります。Migemo.query_groupingはand_or_grouping.hpp(and_or_grouping.cppはテスト)、Keyboard.StrokeはCSendInput.hppです。